みなさん、こんにちは!キユシト(@kiyusito_asiato )です。
白馬大雪渓から杓子岳、白馬鑓ヶ岳とテント泊縦走の2日目の登山レポートです!
1日目の登山レポはこちら ▼
今回の山旅、ピークハントそのものが目的ではなくて、一番の目的は
『温泉♪』
まだ雪が残る山々に囲まれながら解放感満天の露天風呂に浸かる。たまりませんなー♪
前々から一度、山の風呂って入ってみたかったんですよね!初体験♪
シーズン中は大勢の人達で賑わうこの場所だけど、今は山小屋も営業していない(というか冬季解体中で無い)から限られた人達しか入れない温泉ということで、あえてこの時を選んでみました。
夏シーズンでは決して味わえない雪見の露天風呂を満喫です!
2日目コースタイム
スタート 【幕営地(標高約2,600m)】5:46 ⇒ 6:28【杓子岳】6:43 ⇒ 7:50【白馬鑓ヶ岳】7:58 ⇒ 8:18 【白馬鑓温泉分岐】⇒ 9:00 【白馬鑓温泉】10:00 ⇒ ルートミス、休憩 ⇒ 12:51【小日向のコル】⇒ 14:14【鑓温泉登山口】⇒ 14:25【猿倉荘】 下山
2日目登山レポ
幕営地から杓子岳
大体山での泊まりは中々爆睡は出来ず、寝たり目が覚めたりを繰り返し、やがて朝を迎えます。
この日の夜は稜線上にもかかわらず、風がほとんどなく静かで穏やか。
すると早朝、いや真夜中?テントの周りで「ぐうぇー、ぐうぇー」と聞いたことがある鳴き声がやかましい!
雷鳥さんだ。
どうやら、一羽ではなく数羽いるみたい。そばにあるの雪の上で遊んでいるみたい♪
すっかり、目が覚めてしまったので外を覗いて見る。星はどうかな?あらっ、月あかりが強くて写真は諦め、今の内に朝食。
しばらくすると、俺の大好きな時間がやってきたよ!少し東の空が明るく、そして濃い青に染まる空。
『blue hour』
ここまで来なければ見ることが出来ない絶景、これを見たいがために山に泊まるのかもしれない。
ご来光の瞬間も素晴らしいけど、あの光は見て歓喜するものではなくて、体で感じるものだと思うんだよね。
普段の生活の中ではあまり意識していないかもしれないけど、山の上で浴びる一日の始まりの光は本当に暖かいんです。
なんか、語ってしまったけど、太陽が出ちゃったので、急いで撤収します!明日からまた仕事だから早く家に戻らないとね!それにしても素晴らしいテン場でした。
杓子岳はピークをスルーしてトラバース道でショートカット出来るのですが、せっかくなので寄って行きます。
杓子の稜線大好き♪でもこのガレガレの登り道は嫌い。
杓子岳到着です。
前はこんな焦げ焦げじゃなかったような。
杓子岳から白馬鑓ヶ岳
白馬岳、小蓮華山、昨日登ってきた大雪渓
大好き杓子の稜線♪
一旦、杓子のコルまで下がります。
トラバース道との合流。白馬山荘辺りに宿泊して白馬三山ピストンする人は、行きにピークを踏んで鑓ヶ岳からの帰りはトラバース道を使う人が多いんじゃないでしょうかね。
コルから鑓ヶ岳までの道は雷鳥さん祭りでした♪6,7羽は遭遇しましたが、今回素敵な雷鳥さんの姿が撮れなかったのでお蔵入りです。レンズがなーとレンズのせいにする。
白馬鑓ヶ岳、到着です!
白馬鑓ヶ岳から白馬鑓温泉
今度はさっきまでいた杓子岳も入れて♪
この残雪の感じ、美しいですね。
そして、南方面。
後立山エリア、立山エリア、黒部源流エリア、穂高エリア、常念エリア。
もう、いちいち山名を書くのが面倒くさくなるほど、沢山の名山が見えていますね!
いよいよ、温泉分岐まできました。ここを降りて行きます。
発電機の音が聞こえてきたので、この先にある天狗山荘も小屋開けの準備かな。
分岐からしばらく夏道を降りて行きましたが、もう面倒くさいので、ここから温泉めがけて適当にツボ足でガシガシ降りて行っちゃいます!
眼下に見える白馬村、そして手前のこんもりした山の向こうに温泉があるはず。
結構降りてきました。
良い感じです♪多分夏は、今いるここの道はなくて歩けないんだろうけど、どんな景色があるんだろうね。
温泉地特有の硫黄くさい匂いがしてきましたよ!温泉!温泉!温泉!温泉!
温泉!着きましたー!
はい、ここが白馬鑓温泉です!
テントが数張りあるけど留守みたい。住人らしき人は鑓ヶ岳とか上の方で会ったので当分戻ってこないでしょ!さっきいた人達は下山して行ったし。
ということで、念願の温泉貸し切り状態!!!
当然、水着なんか履きません!裸で入っちゃいます♪お湯の温度は最初は結構熱いけど慣れちゃいます。
喉が渇いちゃっているので、湯船近くの雪をシャキシャキ食べながら、雪山を見ながら、贅沢な温泉タイム。最高に気持ちいいですなー♪
白馬鑓温泉から猿倉
1時間近く滞在して出発します。ありがとう!鑓温泉!
予定では昼過ぎには猿倉に下山出来ると思っていたので、ルンルンで踏み跡を追って降りて行きます。
途中、鑓温泉を目指すパーティーとすれ違い、挨拶をして振り返るとこの景色。素敵だ♪
雪渓下りもデブリ跡が多くなってきて、踏み跡が途切れているこの場所、上がってみると先に踏み跡がないみたい。
あれ?道まちがえた?(⇒間違えていない)
マップ、GPSで確認すると全然違うルートを歩いてる!踏み跡はここまで繋がっていたのに!(⇒積雪期はこのルートでOK!)
マップで確認すると、温泉から北に行くルートになっている。(⇒この道は夏道で雪が多い時は歩けない)
運悪く、この時周りに誰もいなかったので、ルートミスしてしまったと思い温泉方面へ引き返した。(⇒このルートで間違っていないので、引き返す必要がなかった)
引き返す途中、どう見ても夏道ルートは通れそうもなかったので、温泉から降りてきた人に聞いてみると、夏道はこの時期通れなく、最初に降りたルートで合っているとのこと。
調査不足でした。この程度なら問題ナシ!と思って、事前にちゃんと調べていなかったのが今回の原因。結果2時間近くのタイムロス、反省です。
予定外のタイムロスで疲れてしまったので、歩いてきた雪渓を見ながら昼飯を食べて気分をリセットして再出発!
団体さんが歩いている所を詰めた場所が、小日向のコルです。
小日向のコルから先のこの辺りまでは道もわかり易かったんだけど、ここから先が今回の2日間での一番の難所だったかな。結構苦戦していたので写真を撮る余裕がなかったです。
残雪期特有の感じで、とにかく道がわかりづらい。雪が多い時なら踏み跡がしっかり付いていて分かり易いんだけど、結構雪解けが進んできているから埋もれていた木が、中途半端に起き上がってきて道らしき場所を塞いじゃっている。それと、多方面に続く踏み跡。これでは、みんな迷うよな。
写真のお二人とGPSで夏道を確認しながら苦戦していると、団体さんが追い付いてきて、付き添いのガイドも道探しに大変そう。途中からは団体さんの後を追って楽させてもらいました。
ということで、やっと登山口に到着しました!予想もしていなかった鑓温泉からの大苦戦の下山となりました。
くたびれた体に、ほっとする新緑の木々♪
お疲れ様、14時過ぎ無事下山です。
日帰り入浴
さっき山の上で入ってきたばかりですが、こちらではちゃんと2日分の汗と汚れを落としていきます!
白馬エリアのお風呂は大体、白馬八方温泉の『おびなたの湯』か『みみずくの湯』今回はこちらにしました。八方温泉のWEBサイトには入浴割引クーポンがありますよ!JAF会員も提示すると100円割引です♪
八方温泉 みみずくの湯
■入浴料金:大人600円/小人300円
■営業時間:10:00~21:30(最終受付21:00)
■休館日:無休
■お風呂:内湯/露天
■備品
・無料:ボディソープ、リンスインシャンプー、ドライヤー
・売品:オリジナルタオル200円、レンタルタオルセット(大・小)300円
■駐車台数:約30台
■食事処
みみずく茶屋 11:00〜17:00(うどんは16:00まで)
最後に
最後は少し大変な目にあったけど、2日間を通して中身の濃い楽しい山旅となりました♪
夏山シーズンが始まってしまうと、今回と同じような山旅は出来なくなりますが、夏の大雪渓は高山植物が多く咲き、一面のお花畑は本当に綺麗です♪
7月なら今回紹介したルート上でも雪渓が残り高山植物の緑とのコラボは、THE夏山!を感じることが出来ると思いますよ!
でもでも、俺的には期間限定の貸し切りの雪見露天風呂がめちゃおすすめです!
みなさんも是非!!!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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