白馬大雪渓から鑓ヶ岳周回!シーズン前だからこそ楽しい春のテント泊!

白馬岳 北アルプス

みなさん、こんにちは!キユシト(@kiyusito_asiato )です。

春の10連休は天気もパッとしなかったし、どこも混んでいるだろうと思って、山に行く気が起きなかったので、連休後の落ち着いたこの間、テントを持って北アルプスに泊まってきました。

一泊ということで、行く場所を悩む。出来ればこれまで一度も行ったことがない場所がいいなあと思って。

う~ん。ヤマレコとにらめっこ。すると、ようやくありましたよ!

前々から、もし時間が合えば一度は行ってみたいと思っていた場所、そこは、

『白馬鑓温泉』!!!

この場所に限らず、登山をしながら山の上の温泉に一度入ってみたかったのさ!

白馬鑓温泉小屋はこの時期解体中で営業していないから、自然状態のまま。それがまた逆にいいんだなー♪

雪に囲まれた中で温泉に浸かる、たまらなくないですか!!!

とりあえずは猿倉から絶景のテン場までの山レポをどうぞ!

1日目コースタイム

スタート 【猿倉駐車場】6:547:10【鑓ヶ岳登山口】⇒ 8:12【白馬尻小屋】8:2711:23【葱平】⇒ 13:00【白馬岳頂上宿舎】13:5615:00【幕営地(標高2600m)】宿泊

今回の装備品

今回の山行は、めちゃ強めの高気圧で気温が高めということで若干薄着。

テント泊一式
モンベル一人用、ナンガ3シーズン用シュラフ、シュラフカバー他もろもろ

スコップ
雪がない場所に設営できたので出番ナシ

アイゼン
雪渓の中だと落石が嫌なので小屋から装着

ピッケル
2日間を通して出番ナシ

ダブルストック
終始

ダウン上下・モンベルフリース
幕営地のみ着用、山行中は出番ナシ

NOTHウィンドフーディー
出番ナシ

サングラス・日焼け止め
必須!

水着
温泉貸切のため出番ナシ

1日目登山レポ

自宅から直接『猿倉駐車場』まで行っちゃって仮眠というのも考えたんだけど、朝食と温かいコーヒーは外せないので、とりあえず、『道の駅 白馬』を目指して2時間ほど仮眠してからコンビニ経由で猿倉に向かいました。

猿倉P ⇒ 白馬尻小屋

白馬岳 猿倉駐車場

林道をクネクネ上がってきて、右の砂利道の奥が駐車場、そのまま左に少し上ると『猿倉荘』です。駐車場にはトイレがないので猿倉荘のトイレを使用します。

白馬岳 猿倉駐車場

猿倉Pには大体5:30くらい到着で7割程埋まっている感じ。こう天気が良いとテンションも上がるわ♪やっぱり、北アはいいねー♪

忘れ物のないように準備をして、とりあえず猿倉荘に向かいます。

白馬岳 猿倉荘

駐車場から数分で久しぶりの『猿倉荘』
登山届けとトイレを済ませてしゅっぱーつ!楽しみ楽しみ♪

白馬岳

新緑がきれいだわ♪

白馬鑓温泉登山口

猿倉荘から20分くらい歩くと、白馬鑓温泉への登山口。2日目ここに下山します。しばらくは林道歩きで、標高が上がるにつれ、ちょこちょこ雪が出てくるけどツボ足で全然OKです。

白馬大雪渓

標高1,400mぐらいまでくると、本格的な雪道が始まります。雪に埋もれていた木々が段々と地表に出てきているので歩きづらい

白馬尻小屋

8時過ぎ、白馬尻小屋に到着です。とは言っても、この時期はまだ小屋は解体中なので営業していません。「おっかれさん」の石はまだ雪の中だね。

白馬尻小屋 ⇒ 白馬岳頂上宿舎

白馬大雪渓

この時期の大雪渓は夏のようなスプーンカット状になっていなくて、雪がやわらかく意外と沈むんで重い荷物背負っていると辛いっす。

白馬大雪渓

夏の大雪渓は蟻の行列状態で自分のペースでなかなか歩けないけど、この日は人がまばらで歩き易い。

白馬大雪渓 葱平

この辺りは葱平(ねぶかっぴら)?
雪ではっきりわからないけど、夏はこの手前で大雪渓が終わる所で、その先からお花畑は広がる場所。花好きなら夏の大雪渓が絶対おすすめ!

白馬大雪渓 杓子尾根

杓子尾根

白馬大雪渓

夏の大雪渓は随分前のことだから記憶があいまいになってしまっているけど、この急登は夏の小雪渓トラバース辺りかい?

白馬大雪渓 天狗菱 杓子岳

一段と迫力を増す『天狗菱』めちゃ尖がっていて格好いい!!!
杓子岳もこちら側がら見ると随分荒々しい感じです。

白馬大雪渓

さてこの辺りから道は右に折れて、頂上宿舎を目指しますよ!夏ならこの辺り一面は花の楽園なので、花を見ながら、撮りながら、癒しを感じて登れるのですが、雪のこの時期は、ただひたすらまっすぐ登るのみ!長い。

白馬大雪渓 白馬岳頂上宿舎

ようやく頂上宿舎に到着!とりあえず、沢の水をガブ飲み。冷たくて美味い!美味すぎる!

ここまで登れば、もうこの日は宿場探しだけでキツイ登りはないので、がっつり休憩です。それにしても、ここまで意外と辛かったー

白馬岳頂上宿舎 ⇒ 幕営地

白馬山荘

今回は杓子方面への縦走なので白馬岳はスルー。
ここまで来た記念に白馬山荘。こんな場所によくあのデカい山小屋を建てたなっていつも見るたび思ってしまう。

白馬岳頂上宿舎

頂上宿舎のテン場には泊まらないので、今宵の幕営地探しに出発します。何処かいい所あるかな?

杓子岳 白馬鑓ヶ岳

条件は、まず水作りの為に雪のある場所、景色がいい所、出来れば平で土の上で寝れる場所、そして静かで自分一人だけの場所。当初の予定では、杓子、鑓を越えて天狗山荘辺りまでと思っていたんだけど、思った以上にクタクタになってしまったので杓子岳の手前辺りで探すことに。

北アルプス 旭岳

旭岳。白馬岳とセットだったら登ってみたいね。ただ今回は体力と時間的に無理なので、またいつか。

 

頂上宿舎の少し先、丸山辺りにいくつかいい場所があったんだけど、次の日のために、なるべく先までと欲張り過ぎたら、テント張れる場所が段々いい場所がなくなってきちゃって、ちょっと焦った。

これ以上行ったらやばいなー、最悪戻りか?てくてくと歩いていたら

ん?あそこはどうだ?ハイマツ帯の奥によさげな所があるよ。回り込めば行けそうだ。

おー!ソロテントぐらいなら平なスペースが何とかなりそうじゃん!雪もあって、下は土、展望最高!そして俺一人。まさに探していた理想のテン場じゃありませんか!

決まりました。はい今夜のお宿はこちら!

杓子岳 テント泊

あーもう、最高過ぎるんですけど!

目の前の白馬岳を見ながらコツコツ水作り、そして夕飯。ノンアル炭酸350ml缶をプシュッ!とグビッ!と、幸せ♪

背中にはすぐ杓子岳♪

毛勝三山 剱岳

西側に目を向けると毛勝三山と剱岳♪
なんて素敵なテン場なんだろう♪

陽が落ちると、さすがに寒くなってきたのでテントの中へ。シュラフに潜り込み携帯ラジオから流れて来る音楽を聴きながら明日の温泉のことを想像しウトウト。

ウトウト….うとうと….utouto….Zoo~~….

おやすみなさい。明日も晴れますように。

最後に

久しぶりの大雪渓。

こんなに長かったっけ!というくらい後半は結構バテ気味、でも最高の天気に恵まれて、楽しい登山1日目となりました。

幕営地もこれ以上ないくらい素敵な場所を見つけることが出来たしね♪

シーズンが始まると自由にテントも張れないから、小屋が営業していないこの時期は本当におすすめ。

同じ山でも、泊まる場所が違うと新鮮な感じで楽しさが増しますよ!

それでは1日目の登山レポはこれまで!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

2日目の登山レポはこちら!▼

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