みなさん、こんにちは!キユシト(@kiyusito_asiato)です。
今回の山の舞台はあと少しで雪山シーズンに突入しそうな雰囲気を漂わせている北アルプス常念岳と蝶ヶ岳。
三股登山口からこの二つを縦走して、また三股までループして戻ってくるという日帰り登山行程。
真冬一歩手前のこの時期に暴風がプラスされて極寒の中のぶるぶる稜線歩きとなりましたが、おかげでガスやチリが吹き飛ばされて、くっきり更に美しい大パノラマを目に焼き付けることができた一日となりました。
コースタイム
登山レポ
三股駐車場
ほりでーゆを通り過ぎくねくね道を順調に進んでいたけど、三股の駐車場に近づくにつれガスってきた。まあこんな事はよくあることだから始めのうちは全然気にしてなかったけど、段々と濃さが増してきて道がまったくわからん!視界2mも無い感じ。まじでー!
こんな所で脱輪なんかしたらシャレにならんし、最悪谷底なんてことないよね!車を一旦停めようかと思ったけど道幅がわからんし、今どんな所を走っているのかが全くわからなく、その案は却下。ナビには道が表示されていたからそれをたよりにチョースローで進む。
かなりのドキドキモードで少しづつ進んでいると『目的地に到着しました!』というナビのアナウンス。ん?着いた?どうやら駐車場に着いたみたい。でも他の車が何台くらい何処に停まっているのかよくわからんので、とにかくゆっくり慎重に走らせて空きスペースに駐車完了!
疲れた~
さてどうしますか、早めに出発したっかたんだけど、このガスじゃ道もよくわからないだろうから、とりあえず陽が上がるまで待つとしますか。
三股駐車場~森林限界
40分後、ガスは相変わらず取れないけど、少し明るくなってきたので出発!
蝶ヶ岳と常念岳への分岐点、今回スタートは常念方面へ進み下山は蝶ヶ岳方面からまたこの場所に戻ってきます。
この日はガスも酷かったけど気温も低めでおまけに風も強くて森の木々もこんな状態!
スタートからおよそ1時間30分、標高を上げてくると、あれだけ濃かったガスが取れてきて日差しが差してキター!
ようやく樹林帯を抜けた。ただ冷たい風が一層強く感じて寒すぎる。さすがにこの時期の北アルプスは厳しいなと感じながらふと後ろを振り返ってみるとこの光景!なんと一面の雲海が広がってるではないですか!どうりで下はガスガスな訳だ!
前常念岳~常念岳分岐
前常念岳と雲海
ここまで登ってくると、ようやくはっきり穂高の姿が見えてきたね、手前にはこれから歩く蝶ヶ岳へと続く尾根。
常念岳も随分近づいてきた、もう少し!右に見える廃道になっていた常念小屋へ続くトラバース道が整備されて歩けるようになったようですね。
常念岳山頂と常念小屋の分岐に到着すると目の前に現れる槍と北鎌!存在感が凄いね!
表銀座方面!横通岳、大天井岳、燕岳。風が強いおかげで裏銀座や後立山方面まで良く見える。
常念岳~蝶槍
常念岳到着!
ここまでの道のりでほとんど人に会わなかったので山頂は独り占めかな?と思っていたら、意外と登山者が多く賑わっていました。北アルプスシーズンもそろそろ終わるこの時期でもやっぱりここは人気だね!
前穂と明神と槍沢、紅葉がまだ残ってる♪
北穂と大キレット、紅葉の横尾本谷良いですよね!
常念岳を下り一旦樹林帯へ突入、蝶槍を目指します。強風を遮れるので助かるー
蝶槍に到着!
さっきまでのどんより空から突然ピーカンに!眺望が凄い!山々がくっきりキレイ!でも風が強から爆に!
めちゃ寒いよ~!ガシガシ体を動かしていないと体温がヤバい!
でもねー寒いけど何度も振り返って見惚れてしまう素晴らしい景色♪
蝶ヶ岳~苔生す樹林帯
蝶ヶ岳山頂つきました!
ヒュッテの赤い屋根と常念岳いいね!結構近くに見える常念だけど実際歩くと意外と距離ある!
ヒュッテのテーブルを借りて、安曇野の街を見ながらちょっと遅めのランチ♪
お腹も満たされたし太陽も随分傾いてきてしまったので、そろそろ下山しますか!
樹林帯を吹っ飛ばしていると森の中に可愛いの見つけた♪
苔の森っていいよね、癒しだわ♪
16時56分 何とかヘッデンを点けなくても大丈夫な時間に下山となりました。
最後に
グリーンシーズンの常念岳と蝶ヶ岳は北アルプスの中でも人気の山で人も多いので、これくらいの時期のほうが人が少なくて山登りと景色を堪能できますね。ただ今回のように日帰りの場合は日照時間が短いので明るい内に下山するにはスピードが必要かな。理想はゆっくり歩いてどちらかの山小屋に一泊するのがおすすめだと思います。
今回は風が強く激寒の中の一日で、山登りの条件としては結構厳しかったんですけど、北アルプスを歩いていると、必ずいつもこう思っちゃうんですよね、
やっぱり北アルプスはいいよなー♪
ってね!
コメント