みなさん、こんにちは!キユシト(@kiyusito_asiato )です。
9月中旬を過ぎ、アルプスでは紅葉の声をボチボチ聞くようになってきましたね。
北アルプスの紅葉と言えば、「涸沢の紅葉」が有名、
例年ですと9月下旬ごろが一番の見頃と言われてます。
登山者の数もシーズンの中で最も多く、涸沢のテント場ではピーク時に1,000張りを超え、各山小屋も1枚の布団に3~5人という尋常じゃない混雑ぶりになります。
とは言え登山をする人達には、一度は訪れて欲しい「秋の涸沢カール」
この絶景に会いに行くための1泊2日テント泊の旅を紹介します!
コースタイム
涸沢カールへ行くルートは、上高地から横尾を経由するルートが一番の定番でコースタイムは約6時間。
涸沢に泊まらなくても紅葉が見れればOK!重い荷物を背負っていきたくないという人は横尾にテントを張って、軽い荷物でピストンするのもいいかも。ちょっと忙しいけどね。
で、今回キユシトが歩いてきたルートはこちら山登りもそこそこ楽しみたい人にはおすすめ!
上高地 6:54 ⇒ 8:42 岳沢小屋 8:58 ⇒ [重太郎新道] ⇒ 10:56 紀美子平 ⇒ 11:23 前穂高岳 11:37 ⇒ [吊尾根] ⇒ 13:30 奥穂高岳 13:52 ⇒ 14:28 穂高岳山荘(テント泊)
涸沢岳(ご来光)⇒ 穂高岳山荘 8:12 ⇒ [ザイテングラート] ⇒ 9:55 涸沢ヒュッテ 11:32 ⇒ 13:22 横尾 ⇒ 14:07 徳澤 14:19 ⇒ 14:57 明神 ⇒ 15:36 上高地
山旅1日目
上高地バスターミナルから河童橋を渡り木道を行く。
しばらくすると朝もやに包まれる岳沢湿原が目に飛び込んで来て、あまりの美しさにため息が出ちゃう♪
癒しパワーをいただきながら引き続き木道を歩いて行くと岳沢登山口があります。
槍ヶ岳や涸沢方面の行くなら、河童橋を渡らずに明神方面へ歩いた方が早いと思うけど、時間に余裕あれば寄り道もいいですよ♪
みなさんも是非!
岳沢の入口からしばらくは森歩きだけど、結構早く森は開けて徐々に赤や黄色に染まる木々の紅葉がチラホラ♪
登山道がこの沢に近づいて来ると、岳沢小屋まではもう少しですよ!沢を横切ります。
この日は天気が良くこの後歩く吊尾根もクッキリ!
上高地から約2時間ほどで岳沢小屋に到着です。
この後の山行のウォーミングアップに丁度いい感じの登りでした。
少し休憩したら、前穂に向けて出発!重太郎新道を登って行きますよ!
岩場、クサリ場、梯子のルート、事故も多いルートなので慌てず、ゆっくり登って行きます。
登山初心者には絶対おすすめしない天狗沢をつめて天狗のコルを経由してジャンダルムへ行くことも可能です。
岳沢小屋をベースにしてぐるっと周回する山行も人気!
岳沢小屋⇔天狗沢⇔ジャンダルム⇔奥穂⇔吊尾根⇔前穂⇔重太郎新道⇔岳沢小屋
重太郎新道をそこそこ登ってきました。
このルートは岩場や梯子が多いだけあって高度を上げるのが早い!
振り返って見下ろすと、梓川。朝、歩き出した上高地がもうあんなに遠くに!
観光客が河童橋から見るあの定番の景色の中に、実は沢山の人が山を登っているなんて知らないんだろうなー
自分は河童橋から岳沢方面を見てその時の山の天候とかをチェックしてます。
岳沢小屋辺りはガスってないけど、奥穂や吊尾根はガスがかかってるなーとか、
小屋が全く見えない位ガスってんなー、気をつけて行かなきゃ!みたいにね。
ちなみにこの日は、突き抜ける青空!楽しい山の時間になりそう♪です。
急登をクリアして紀美子平に到着です。
この後は奥穂に向かうので、前穂のピークを踏みにザックをデポして空身で出発!
PEAKまでは20分~30分です。
前穂の標識はカッコいいっスな!
4つの穂高の標識の中で一番好き!
真下には涸沢ヒュッテが見えていますね。周辺の紅葉の色づきがいい感じ♪明日が楽しみ♪
中央の谷を下って行くと横尾、ヒュッテから右の尾根はパノラマコース、左の尾根は北穂南陵です。
二つともまだ歩いたことはないけど、パノラマコースはいつか歩いてみたいですね。
紀美子平まで降りて少し休憩した後、奥穂に向けて吊尾根を歩いて行きます。
歩くこと、登ることに夢中になりすぎていて写真を撮り忘れてる!
そんなこんなで奥穂高岳に到着!
さすがに人が結構多い!
西穂方面に少し歩いて、こちらのお方に挨拶!
こんにちは!ジャン様!
やっぱり、ジャンダルムはこっち側から見た方がカッコイイ♪
さてと、そろそろ穂高岳山荘のテン場の確保が心配なので、先を急ごう!
14:28 穂高岳山荘に到着、この日の行動はここまで!
ヘリポートの脇になんとかテントを張れて安心。この後も続々登山者がやって来てヘリポート上もあっという間にギュウギュウ詰めになりました。
山旅2日目
おはようございます!今日も天気が良さそう!涸沢岳山頂で朝日を待ちます。
北穂と槍を繋ぐ大キレット。
一日の始まり。
常念山脈の後ろから上がるご来光。
太陽が昇ると一気に温かい、凄いパワーです。
雲海に浮かぶ八ヶ岳。
昨日立った前穂と、いつかは登ってみたい北尾根。
ジャンダルムと西穂の稜線。
さて、今日の太陽にあいさつ終わったし、テントに戻って朝飯にしよっ!
2日目はここから上高地に戻るだけなので、朝はゆっくりの8時過ぎにテン場を出発。
ザイテングラートを降りてきたところで振り返り。
この辺りだと紅葉のインパクトがちょっと弱いなー。もう少し下だろうね。
しっかし涸沢槍の存在感!とんがりまくってんなあー♪カッコイイ!涸沢岳から北穂も岩好きには楽しめる場所ですよ!
結構下まで降りてきました。
しかし絵になるなー紅葉の中の涸沢小屋。
涸沢ヒュッテ到着。
ここの紅葉を見に沢山の登山者が訪れているね。
風が心地いい♪
この景色だもん、そりゃーこんなに人が来る訳だわ!俺もその一人です。
ナナカマドの赤。
山肌を黄色く染めるダケカンバ♪
涸沢はあまりにも美しすぎて1時間30分も長居してしまいました。何をする訳でもなく、ただずーっと景色を眺めていただけ。
至福の時間を過ごせました♪
残念ですが、上高地のバス乗り渋滞が恐ろしいので、この辺で下山します。
横尾まで降りてました。ここからが長い、長すぎる!
はい、徳沢到着!今回はソフトクリーム却下!急ぐ!
この後も、明神、上高地と黙々歩き、河童橋を過ぎた辺りで、なにやら人の列。
えーーー!こんな所まで並んでんのー!仕方なく最後尾へ。
全然、列が動かんよ!さっきからチョビっとしか動かん!
分かっていたのよ、こうなる事は十分分かってた。
結局バスに乗れたのは並び始めて2時間!
こんな事ならソフトクリーム食べときゃ良かったわ。
最後に
涸沢の紅葉、噂以上の素晴らしさでした。
この日までは雑誌やネットでしか見たことがない所だったけど、
今回、実際に自分の目に映った景色、感じた空気と風は、何倍も素晴らしいものに感じました。
今度は是非、自分自身で会いに行ってみて下さいね。