みなさん、こんにちは!キユシトです。
長野県と群馬県の県境に位置する浅間山。
平成27年6月11日に噴火警戒レベルが火口周辺規制の2に引き上げられて以来、現在の浅間山の山頂とされている前掛山まで行くことは禁止!とされておりました。
しかーし!平成30年8月30日に噴火警戒レベル1に引き下げられたことを受け、登山規制が緩和、
3年2ヶ月ぶりに前掛山までなら行ってもOKですよ!という発表がありました。
気象庁地震火山部が発表した内容はこちら
<浅間山に噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意):警報解除を発表>
火口から500mを超える範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引下げ>
ここ数年は、向かいにある黒斑山から眺めるだけだったけど、登山規制の緩和によって、すでに沢山の登山者が浅間山(前掛山)登山を楽しんでいるようですよ!
浅間山(前掛山)登山口 駐車場
浅間山(前掛山)への登山ルートで一番メジャーなルートは天狗温泉『浅間山荘』を登山口とする火山館ルート。
浅間山荘と言ってもあの事件で有名な場所とは別なのでご注意を!
小諸方面から黒斑コース登山口へ向かう道の途中を右折します。看板が大きく出ているのでわかると思います。
駐車場は2か所あって、多分ほとんどの人が浅間山荘前の駐車場に停めると思いますが、浅間山荘から200m程下った所に登山者専用駐車場があります。浅間山荘近くに公衆トイレあり。
登山者専用駐車場
・料金:無料
・台数:20台
浅間山荘前駐車場
・料金:1日500円
・台数:50台
火山館ルート
▲浅間山荘脇から鳥居をくぐってスタートです。
危険な箇所はなく、やさしい登山道です。
▲二つの鳥居と不動の滝を過ぎると『かもしか平』に到着です。
このエリアでは山肌を歩くカモシカに会えるんだとか。この時は残念ながら会えなかったけどね。
▲火山館に近づくと硫黄の匂いがしてきますよ。
裏手には浅間神社があり登山の無事をお願いして行くのも良いかもしれません。
登山道脇にあります。
▲沢も鉄分を含んでいるのだろうか、茶色の沢。
賽の河原まで来ると森林限界を越えて、風が強く感じます。
黒斑山方面の分岐点があります。
外輪山へ登る道は結構凍っているので、アイゼンを装着したほうがいいかも!
木々がほとんど生えていないので、滑ったら結構落ちていくかもしれません。慎重に!
▲稜線に乗ってしまえば一安心です。
ここには、万が一の為のシェルターが設置されています。
▲画像中心辺りの稜線が切れた場所が浅間山(前掛山)の山頂です。
▲浅間山(前掛山)に到着!
余計な物が写っているのでとりあえずモザイク。(近くにいた方に撮って頂きました)
後ろに見えているのが、火口の釜山。
本来なら立ち入り禁止されているのだが、釜山を登る登山者が後を絶たないんだとか。困ったものです。
▲登ってきた稜線、後ろは四阿山かな?
▲黒斑山と蛇骨岳の稜線。
背後には北アルプスの真っ白な帯が見えていますね。
今回の山行はピストンなので来た道を戻ります。
タイムは1時間30分程の休憩を入れても7時間位で下山できました。
コースタイム
浅間山荘 7:15 ⇒ 7:44 一ノ鳥居 ⇒ 8:00 二ノ鳥居 ⇒ 8:50 火山館 9:05 ⇒ 10:30 浅間山 11:43 ⇒ 12:40 火山館 ⇒ 13:13 二ノ鳥居 ⇒ 13:27 一ノ鳥居 ⇒ 13:50 浅間山荘
下山後の温泉
コースタイムもそれ程かからないので、下山後は温泉にゆったり浸かって帰るのもいいですよね!
そこで、紹介するのは火山館ルートの登山口にある「天狗温泉 浅間山荘」
先程紹介した沢と同じく、鉄分を多く含む珍しい赤褐色の湯で体の芯までぽかぽかに!
この日は他に誰もいなくて、貸し切り温泉を満喫しました。
ただ、バスタオルは茶色くなっちゃいましたけどね。白タオル注意!
■入浴料金:800円
駐車料金の領収書で100円割引
■日帰り入浴時間:11:00~16:00(予定)
最後に
まだ登山規制が緩和されていない去年に黒斑山へ登りましたが、浅間山は見るよりも登って楽しい山だなあって感じたので、また登れるようになったのはうれしい限り。
しかし、いつ登山規制がかかるか分からないので、まだ登ったことがない人、また登ってみたかったという人は、登れる時に登っておいたほうが良いと思います。
自分はまだ、無雪期は登ったことはないけど、浅間山を登るなら雪山がおすすめです!厳冬期は経験者だけど、残雪期や雪の少ない時期なら初心者でもOKだと思いますよー!