みなさん、こんにちは!キユシト(@kiyusito_asiato)です。
前回の乗鞍岳は今までに体験したことがないくらいの暴風という悪天候のため、山頂まで辿り着けなくて悔しい思いをしたので、今回はそのリベンジ編。
この日は気温も高くて最高の天候、登山オンリーの方はもちろん、バックカントリーの人達の数もかなり増えて、蟻の行列状態。
1月の静かな登山道が嘘のよう。
北アルプスにも春が近づいて来たことを実感しました。春の乗鞍岳は人気だもんねー
しかし、おかげで雪の道は踏み抜き地獄で途中から『わかん』を装着したけど結構沈んじゃって、山頂アタックの前に激しく体力を消耗してしまってヘロヘロ君でした。
前回の反省を踏まえて、スタートから歩いて行かずに楽チン♪リフト移動したのに前半の疲労度は今回の方が上かも。
板を履いたBCのスキーヤーがスイスイ登って行くのがめちゃ羨ましかったとです!
今回も懲りずにボードなんかしょって行っちゃいましたが、重くなったせいでガンガン沈むし、下りはコースがぐちゃぐちゃで止めときゃよかったと深く後悔です。
それでは、雪の『乗鞍岳』リベンジ編スタートです!
乗鞍岳雪山登山レポ!
前回は登山道にまだ人がいない時間を狙ってリフトの運行時間前にスタートしましたが、スキー場を歩きで登って行くのがあんなにもしんどいとは想像していなかったんです。
なので今回は体力温存のために、登山口までリフトを乗り継いで行くことにしました。
1.やまぼうしリフト
2.夢の平クワッド
3.かもしかリフト
上記のリフトを乗り継いで行くのが定番です。
料金は1回500円なので、500円×3回で合計1,500円となります。
ですが!『やまぼうしリフト』は大した距離を乗らないので『夢の平クワッド』まで歩いて行きましたよ!500円マイナス♪
出発から位ヶ原山荘分岐
前回は少しでも標高を稼ごうと思って一段上の『休暇村』の駐車場に停めたんだけど、今回はリフトで上がるので『やまぼうしリフト』近くの『乗鞍高原第3駐車場』に停めました。約400台が停めることが可能で料金は無料でトイレもありますよ。
道路を渡ると小屋があるので2回分のリフト券を購入して出発!
目指せ乗鞍岳PEAK!!!
とりあえず『夢の平クワッド』までは歩いていきます。
前回は違うスキーコースを歩いて行ったのでこちらは初。しかしなんて素敵なんだろうねー♪天気も良くて最高じゃないか!
リフトトップには前回とは比べものにならない程、人がいる。まあ、時間も遅いし、春シーズン突入してるからね。
山頂が見えてきた!雲はかかってないし、風もそんなになさそう♪
ワクワク感、増量中です!
が、暑い。汗の出方が尋常じゃないので半袖にチェンジ!
位ヶ原と山荘の分岐に到着。前回と同じ斜面はシュプールが多めで雪も減ってる感じ。
この急坂を登りきると位ヶ原がお目見え。しかし、この登りがしんどいッス。
位ヶ原から肩の小屋
急坂をやっとこさ登りきって位ヶ原に出た途端、風!やっぱりこの場所はいつも風が強めなんだね。そのくせ、気温は高いもんだからズボズボ埋まっちゃう、面倒くさがらずに早めにワカン履けばよかったわ。
ボードが重いよー。
しかし、ピーカンすぎでしょ!太陽が暑い。
山頂付近は今だに快晴!ガスがかかる前に早く!早く!
気持ちばかりあせっちゃうけど、なんせズボズボ進まんのです。てか、ワカン履けよ!
前回ボードをデポしたバス停が見えてきたけど、なかなか近づかないんだなこれが。今回はこちらではなく上の『肩の小屋』まで登ってデポしました。
シュカブラ♪はここが風が強い証拠。
アイゼンを装着したし、ピッケルも持ったし、行動食を雑に口に放り込んで準備完了。
風も前回ほどじゃない。さて、行きますよー♪
肩の小屋から蚕玉岳
夏の乗鞍は全然わからないけど、踏み跡に導かれ『朝日岳』をトラバース。
風が強いから飛ばされた雪で道が次々と消えていくしサラサラの雪だから崩れ易い。この辺りから滑ったら怪我はする可能性もあるし、なんと言っても、また登り返すのが凄く大変そうなので慎重に登っていきます。
よーし!無事稜線に到着!風が凄いんですけど!
稜線から下を見下ろすと下には凍った『権現池』夏は下まで降りることが出来るんですかね?それにしてもむちゃくちゃ美しい世界だ♪
『蚕玉岳』に到着♪稜線上に標識が立っています。
剣ヶ峰
さあ、いよいよ近づいてきましたよー!奥に見えているのが『剣ヶ峰』
ここを登り切ると念願の『剣ヶ峰』
果たして、どんなPEAKが待ってるんだろ♪
そして、鳥居を潜って『乗鞍岳剣ヶ峰』到着!
と同時にガス!さっきまでピーカンだったのにねー
鳥居にへばりついた『エビの尻尾』の成長具合が尋常じゃないね!
ここは何だろ?
ん?裏に回ると祠がありますよ!
しっかし凄い風だ。くそ寒いのでそろそろ降りよう。
剣ヶ峰から下山します
観測所のドームも真っ白。奥に『穂高』が見えるはずなんだけど今日は雲の中。
『肩の小屋』でちょっと休んで帰るとしますか。
この時間になると人もめっきり減って自分を含めてもポツポツしか居なくなりました。
ピークハント目的の登山者は少なく、BCの人達が多かったから既に降りちゃったのかもね。
バイバイ乗鞍♪
またいつか来るよ♪
乗鞍岳ツアーコースのコースタイム
スタート 【乗鞍高原第3駐車場】8:37 ▶ 9:15【ツアーコース登山口】▶ 10:22【位ヶ原分岐】10:32 ▶ 12:00【肩の小屋】12:20 ▶ 12:56【蚕玉岳】▶ 13:10【剣ヶ峰】13:26 ▶ 14:00【肩の小屋】14:26 ▶ ボード滑走 15:14【ツアーコース登山口】▶15:32【乗鞍高原第3駐車場】下山
下山後の温泉はここ
前回は駐車場も利用させてもらった『休暇村』の温泉を堪能しましたが、今回は、このエリアでは有名な『湯けむり館』をチョイス。
乳白色の温泉に疲れた体と気分も「ほっこり♪」
雪見風呂は最高♪
今回駐車した『乗鞍高原第3駐車場』からは近くて、帰り道の途中にあるのでおすすめですよ!
■ 営業時間:9:30~21:00(最終20:00)
■ 休館日:毎月第3火曜日または第4火曜日
■ 料金:中学生以上730円/3歳以上310円
■ 館内施設
・男女各 内湯1 露天風呂1
・シャンプー ボディソープ ドライヤー
・食事処 11:00~19:15
・休憩室あり
・コインロッカー(リターン式)
最後に
ようやく乗鞍のPEAKに立つことができましたよー!
最初に厳冬期のとてつもなく美しい位ヶ原の雪原を目の当たりにしちゃったから、どうしてもあのPEAKに立ちたくなっちゃって。
夏の乗鞍岳は観光の人でもその気になれば登れてしまうほど北アルプスの中でも比較的やさしい場所だけど、雪の季節は180度顔を変えて厳しさがむき出しになる世界は、やっぱりそこは北アルプス3,000m峰だなと痛感しました。
また今度この山を訪れる時は高山植物が咲き、穏やかな風が吹く緑豊かな季節に行ってみたいですね♪
最後まで読んで頂きありがとうございました!
厳冬期編はこちら!!▼