1月厳冬の北アルプス乗鞍岳を目指すも、尋常じゃない暴風で撤退です。

乗鞍岳 ツアーコース 北アルプス

みなさん、こんにちは!キユシト(@kiyusito_asiato)です。

厳冬期の北アルプスというと、技術とかなり経験値の高い人達しか登ることができない領域だと思いますよね。

実は、そんなことはないんです!
まあ、それなりの雪山経験が必要ですが。

北アルプスの中でも比較的やさしい雪山として
後立山、白馬八方尾根からの『唐松岳』
白馬三山の展望が素晴らしすぎて、山頂まで辿り着けなくても見れただけでも満足♪

その隣の遠見尾根から『小遠見山』
この尾根からは『五竜岳』の展望が最高なのです!スペシャルな人は『五竜岳』まで目指しちゃいますが。

12月とかなら雪もそれほどでもないので『燕岳』とか『蝶ヶ岳』も可能です。

そして、今回「キユシト」が目指した『乗鞍岳』

初春の3月ぐらいから雪山を楽しむ登山者やバックカントリー目的でスキーヤーやボーダーが大勢押し寄せますが、今回の山行は1月の厳冬期。

真冬の3,000m峰の厳しさをモロにくらってちょっとへこみました。

アクセス

冬季の乗鞍岳を目指すには無雪期とは違うルートとなり、当然のことながら登山口も変わってきます。

スタート地点は『Mt.乗鞍スノーリゾート』
通常は『やまぼうしリフト』⇒『夢の平クワッド』⇒『かもしかリフト』と乗り継ぎ、終点のリフトトップが登山口となります。

■リフト料金:1回券500円
500円×3本分 1,500円

駐車場は『かもしかリフト』からスタートする登山者は①の『やまぼうし駐車場』。
『やまぼうし駐車場』が満車の時や、リフト稼動時間(8:45)前に出発する場合、またリフトは使わず自分の足で行くという登山者は、少しでも標高の高い②③の『休暇村第四駐車場』『休暇村第七駐車場』を利用すると良いでしょう。

コースタイム

スタート 【休暇村第七駐車場】7:20 ▶ 8:14【リフトトップ】8:25 ▶【ツアーコース】▶ 9:48【位ヶ原山荘分岐】9:56 ▶ 10:55【肩ノ小屋口トイレ】11:22 ▶【朝日岳中腹】▶ 13:10【肩ノ小屋口トイレ】14:22 ▶【下山開始(スノーボード)】▶ 15:10【休暇村第七駐車場】ゴール

この日は少し早めの出発だったのでリフトは動いておらず、自分の足でリフトトップまで上がっています。

山行データ

リフトはまだ動いていないけど、出発しちゃいます♪
というか初めからその予定。

この日の天候は晴れではあるが、午後になると風が強くなる予報なので早めにピークを目指すことに。
誰もいないゲレンデを登って行きます。

乗鞍岳 ツアーコース

正面に見える剣ヶ峰がクッキリ、天気は最高!しかし、山頂はまだ遠いね。

乗鞍岳 ツアーコース

ようやく、リフトトップまで到着。
『かもしかリフト』間の傾斜が相当キツイくて体力消耗。
すでにこの時点でボードを担いできたことを深く後悔です。
左の開けた所がツアーコースですよ。

乗鞍岳 ツアーコース

ツアーコースのほとんどはこんな樹林帯の中を進んでいきます。
傾斜は緩いので、ハイキング♪
本人も、この時点ではまだ余裕。

乗鞍岳 ツアーコース

位ヶ原山荘との分岐に到着。
シュプール方面へ行くと『位ヶ原山荘』で、今いる斜面を登りきると大雪原の『位ヶ原』となりますよ。
丁度、看板が設置されているので分かり易いと思います。
ただ、トレースがなければ、どこを歩いて行くのかは本人次第です。

乗鞍岳 ツアーコース

傾斜を登りきると『位ヶ原』に到着。
何だこの空間は!ここは地球か!?
正面には『摩利支天岳』
分かりづらいけど『肩ノ小屋口トイレ』と『肩ノ小屋』が見えてます。
今回はまず、あそこを目指します。

乗鞍岳 ツアーコース

左に目を向けると穂高。
ポツンと2人の登山者の姿、山のデカさを感じるね。

乗鞍岳 ツアーコース

そして、左に『乗鞍岳』
風がちょっと強くなってきたけど、山頂はまだ荒れていなそう。急ごう!

しかし、人がほとんどいないね。

乗鞍岳 ツアーコース

とりあえず『肩ノ小屋口』にボードをデポして、山頂へ向け出発!
『肩ノ小屋』まで来ると風が一段と強いんですが!!!

乗鞍岳 ツアーコース

めげずに山頂へ向け出発しますよー
というかそんなお気楽な状況ではなくなってきていますけど!
だって、これですよ!これ!▼

乗鞍岳 ツアーコース

山頂方面の雪煙、そしてテッカテカの斜面。
アイゼンの爪、ピッケルが全然刺さらないんですけどー!
そして65kgの人間が吹き飛ばされそうになるくらいの爆風。

とりあえず足を何とか進ませながら
「どうする、どうする」

時間を確認すると12時を既にまわってる
「TIME UP!」
下山することに決めました。

▼観測所方面はそれ程でもないのにね。

乗鞍岳 ツアーコース

ボードをデポした『肩ノ小屋口』で昼食タイム。
人が本当にいないので、この素晴らしい景色を独り占め感タップリなのです。
ちょっと、寒かったけど幸せタイムでした。

さて、駐車場へ戻りますか。

乗鞍岳 ツアーコース

この標高から駐車場までの、スーパーロングコース。
位ヶ原には人がいなかったのに、下のツアーコースにはBCの人が結構入っていたらしくボッコボコ!
まともに滑れなくてヘトヘトになりながら無事駐車場に到着、下山完了です!

さて、温泉、温泉♪

日帰り温泉

今回車を駐車した『休暇村乗鞍高原』は日帰り入浴がOK!

■営業時間
11:00~16:00

■料金
大人:600円
子供:400円

最後に

雪の北アルプスとしては比較的優しい『乗鞍岳』ですが、登山者が少なかったのは1月というバリバリ厳冬期だったからなのかな?

元々、雪の乗鞍岳は登山者よりも春スキーを楽しむBCの方が多いらしいね。

まあ、今回の山行は、PEAKを踏む事は出来なかったけど、この景色を見れて、この場所にいる事が出来て、すごーく満足出来た山行となりました♪

このリベンジはまたいつかね!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

リベンジ編はこちら!!▼

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